多世代交流ひろば・パルひろば辰巳

有楽町線辰巳駅から徒歩3分。生活協同組合パルシステム東京辰巳ビルの2階にある多世代交流ひろばです。地域の皆さまに利用していただけるスペースで、サークル活動やイベント、食事会など様々な活動を行っています。今日はどんな方が遊びにくるのでしょうか~?

「NO!放射能 江東こども守る会」と語ろう。

申し込みのときから、参加される方々の
「ぜひ出席したい!」という思いが強く伝わって来ました。
9月17日、土曜日の午前中、
「『NO!放射能 江東こども守る会』と語ろう」 を開催しました

福島原発事故による子どもへの放射能の影響を心配するママやパパ24名が
江東区を始め江戸川区墨田区浦安市などから集まってくださいました。
NO!放射能 004

「NO!放射能 江東こども守る会」は、 江東区の保護者たちがつくった会です。
マスコミからも大注目されている会とあって、ひろばには新聞社やラジオ局からも取材スタッフの方々がやって来ました

この日の講師は、会の代表・石川あや子さん。
記者会見もまったく動じずこなしていく頼もしく、しなやかなお母さんです
NO!放射能 011 

第一部では、石川さんが豊富な資料を使い
現在子どもたちを取り囲んでいる放射能の実態を解説していきます。
会場からの質問にも、的確に答える石川さん。
今や「お母さん」の多くが、プロ顔負けの放射能の知識を得つつあります。
石川さんはそんなお母さんたちの旗手のおひとりです

ママパパが熱心に話に耳を傾けているあいだ、
同行して来た子どもたちは熱心に遊びに集中
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キミたちの未来を守るために、ママやパパはお勉強してるよ

休憩をはさんで第二部です。
第二部は3つのグループに分かれてディスカッション。
いま一番心配なことや、それぞれの体験談など
全員がたくさんしゃべりました

放射線量を測る計らない、お弁当を許可しているいないなど
区によって対応がマチマチなことがわかったり、
被ばくを気にして食物を選んでいると栄養面での問題が出てきたり、
食への意欲がなくなってきてしまうといった
家庭の食を受け持っているお母さんたちならではの
とてもリアリティのある話もどんどん展開されていきました。
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グループワークが終わったあとで、それぞれのグループからの発表があり、
最後に石川さんがイベントを締めくくります。

「今回の事故がもっているのは、マイナス面ばかりではないと思います。
日本人はこれまでずっと“おまかせ民主主義”で来たけれど、
そこから脱却する、これがいいチャンスだという前向きのパワーで
この事故を捉えましょう」
という言葉に参加者全員うなずき、
この日のイベントは内容たっぷりで終了しました